Tsurezurekun’s blog

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女子テニス界 大坂なおみ選手ついにまたやってくれました。

 【女子テニス界は今話題にあふれています。】

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チャイナ・オープンで優勝した大坂選手(ロイター)

日本での東レ・パンパシフィック・オープンで9月に日本人として24年ぶりに優勝した大坂選手は、今度は本日10月6日のチャイナ・オープンでも過去の対戦成績で負け越していた世界ランキング1位のアシュリー・バーティーを下して、優勝を飾りました。2大会連続の快挙って、やはりまたすごいです。


今年1月の全オーストラリア・オープンで四大大会連覇を果たしてから、序盤戦で負けが続いたりして苦しみ、ここ数ヶ月のうちにコーチを2人も変えた大坂選手は、アジア大会では、父親をコーチとして出場していました。

 

ヨーロッパの大会で不振が続いたものの、アジア大会で2連勝をして、以前の笑顔が戻って来た大坂選手を見るのは、微笑ましい限りでした。本当にこれらの大会では勝ちたかっただろう思いが溢れている感じでした。

 

10月4日の準々決勝には、ついに、大坂選手とビアンカ選手が対決

 

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今後のライバルなるかビアンカと大坂選手(Getty Image)

 チャイナオープン、大坂なおみ選手の女子シングルス準々決勝ですが、日本時間の10月4日(金)の夜、トロント時間の金曜日の午前中に、ツアー16連勝中のアンドレエスクと組まれていました。残念ながらDAZN(ダゾーン)が女子プロテニスの放送権を独占しているとかで、こちらの当地トロントでもテレビ中継がなく、携帯を使ってプレー毎の様子を見ていましたが、手に汗を握る接戦でした。

 

順位で4位の大坂選手と、6位のビアンカの対戦は、若いテニス界の精鋭同士という事で、接戦が予想されました。特に、最初はビアンカが7対5と第1セットでは、大坂選手を負かす事になり、判官びいきとしては、自ずと大坂選手に応援しました。

 

ところが、第2セットと第3セットは、互いの力強いラリーが続く中、6−3、6−4と大坂選手が逆転勝ちで、2時間14分の試合の後、堂々と次の準決勝に進みました。そして、もしかしたら大坂選手を負かすのではないかと予想されていた、ビアンカの17連勝に終止符を打ち、この初めての対戦に対して、互いに良い感じで讃え合って言葉を交わしていたそうで、今後この二人のライバル対戦が注目されるだろうと期待されるようなテニス・マッチだったとの事でした。

 

ビアンカ・アンドレエスクの上昇運

 

ビアンカは、8月5日から11日までトロントで行われたロージャーズ・カップでセリーナを負かして優勝。その時、大坂選手はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦したものの、3−6、4−6で敗れて準々決勝敗退となっていました。

 

そしてその後の9月8日には、ビアンカは、全米オープンでカナダ勢初の四大大会(グランドスラム)優勝を果たして勝ち運に乗っていたところでした。東レ・パンパシフィック・オープンは出場していなかったものの、かなり自信満々で試合には、望んだはずでした。従い、今シーズン最も調子の良い女子プロテニスプレーヤーと言っても過言ではないと言われていた選手だっただけに、負けん気の強いビアンカとしては非常に残念だった事でしょう。

  

今日、10月6日の新聞のスポーツ欄

 

ニューヨーク・タイムズの記事が今朝のトロント・スターの新聞のスポーツ欄を飾っていました。そのタイトルは、「アンドレエスクと大坂のライバル戦は始まったばかりだ」と言うものでした。

昨今大陸を超えて、次々と手に汗を握る試合が展開されるとともに、セリーナ・ウイリアムズがなんとか4大会のシングルスの優勝をもう一度と頑張っている事などが、話題になっているが、女子のテニス界で欠けているのは、長い事強豪同士のライバル戦がなかった事だとか。

だからこそ、チャイナ・オープンでのビアンカと大坂選手の対決は、見逃してはならない試合だと考えられていたし、この二人も含めて、選手達が世界を股にかけて、新旧交代の応戦をも繰り広げられているのが今後とも見どころでもあるとの事です。